結婚50周年のメッセージについて
プレゼントに添えるお祝いの言葉の文例について
・お父さん、お母さんの金婚式を、心からお祝いいたします。いくつもの波をこえて、今穏やかに生活するお二人は、私達にとって、まさに夫婦の鏡です。いつまでもご健康で。
・金婚式おめでとうございます。父さん、母さん、ご苦労さまでした。息子一同、心からお祝いします。さあ、次はダイヤモンド婚式ですよ。
・おじいちゃん、おばあちゃん、金婚式おめでとうございます。いつまでも若いお二人は、私達の尊敬の的です。いつまでもお元気でね。
・大山社長、奥様、鴛鴦(えんおう)の契りを重ねられて50年、金婚式を迎えられましたことを、衷心よりお祝い申し上げ、ますますのご健康をお祈りいたします。
・ご結婚五十周年を、心からお祝いいたします。比翼連理の契りを重ねられ、今日の良き日を迎えられたお二人に、盛大な拍手をお送りします。
・愛は最大の真理です。お二人の金婚式に、改めてこの言葉をかみしめました。おめでとうございます。さらなるご発展を心からお祈りいたします。
・お父さん、お母さん、結婚記念日おめでとうございます。いつまでも仲良く、私たち夫婦のよきお手本でいてください。
・結婚記念日心からお祝い申し上げます。
・結婚記念日おめでとう。いつまでもお元気で。
・愛の記念日おめでとう。年とともに愛もさらに深まりますようにお祈りいたします。
・お二人で築いた愛の記念日、おめでとうございます。年輪を重ねるごとに、ますます愛が深まりますように。
・結婚記念日おめでとうございます。ときには新婚時代を思い出し、いつまでも助け合い睦み合うご夫婦であってほしいと思います。ますますご円満で充実した人生をお送りください。
お祝いの挨拶の文例について
☆息子からのお祝いの挨拶の文例
ポイント:子供からは祝辞と列席者への謝辞の両方の要素を盛り込みます。また、孫のあいさつは場をなごやかにすることでしょう。
息子:お父さん、お母さん、金婚式おめでとう。
そして皆様、今日はお休みのところ、両親のためにお集まりいただき、ありがとうございました。
両親が揃って、このよき日を無事に迎えられましたことは、子供にとっても大きな喜びです。夫婦ふたり暮らしで、おかげさまで健康とはいえ、なにぶん高齢となりました。
私ども、こどもたちは普段は仕事の関係で離れて暮らしておりますので、こちらの正枝おばさんやご近所の方がいてくださり、本当に心強く思っております。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
お父さん、お母さん、あらたまって挨拶するのは照れるけど、ずっと元気でいてくださいね。健介からもひと言ごあいさつなさい。
孫:いつもやさしいお祖父ちゃん、お祖母ちゃんが大好きです。また夏休みには遊びに来るから、元気で待っていてね。
☆教え子からのお祝いの挨拶の文例
ポイント:教え子のあいさつは、自分が学生のときの教授夫婦のエピソードを中心に組み立てるとよい。
相沢先生、奥様、金婚式おめでとうございます。相沢ゼミ出身者を代表して、お祝いのごあいさつを申し上げます。
休みごとの、軽井沢セミナーハウスでの相沢ゼミの合宿が楽しみでした。在学生も卒業生も、バカンスを兼ねてですが、いつも定員いっぱいに集まりました。その間、奥様は必ず北軽井沢に投宿なさっておられました。先生の退職後は、生田の先生の書斎がセミナーハウスになり、楽しいときを過ごさせていただきました。先生に寄り添うように奥様のお姿がつねに近くにありました。先生の貴重な研究は、奥様の内助の功に支えられて、○○賞の栄誉に輝く見事な成果をあげられました。
お二人の美しく実り多い五十年に、心からおめでとうございますと申し上げます。
乾杯の文例について
☆友人からの乾杯の文例
金婚式おめでとうございます。
本日の招待状を見て、お二人の結婚生活も五十年になるのかと驚きました。今日は六十年来の付き合いになる私のデータを使って、お二人それぞれのプロフィール紹介を勝手にします。ご拝聴ください。
夫・邦男、七十六歳。せっかちで毒舌、しかし、「寅さん」をみて一人泣きするようなB型人間。趣味はゴルフ。四十代、五十代で大手術。生死をさまよう。生還できたのは裕美子さんの献身的な介護と精神的な支えのおかげだと。飲むと必ずその話。そして感謝でむせび泣く。
トマ・由美子、七十歳。おっとりしているが、仕事は迅速。めったに怒らないが、切れると大噴火。でもすぐに忘れるO型人間。趣味は、水泳とダイビング。自治会や仕事でも役職をこなす。ここぞ、というときの悩み事の相談相手はいつも邦男。いまだにどこでものろける。
もう言うことはありません。鴛鴦の契り(えんおうのちぎり)という言葉がピッタリのお二人に、乾杯しましょう。
「金婚式おめでとう。乾杯」
どうも失礼いたしました。
☆孫からの乾杯の文例
慎太郎です。親族を代表して、主役二人にお祝いの言葉を贈ります。
おじいちゃん、おばあちゃん、金婚式おめでとうございます。
孫一同、五十年なんてすごいと驚きながら、二人が元気で仲良く金婚式を迎えられたこと、心からうれしく思っています。
ここで発表しちゃいます。友だちが多くて、いつも誰かに頼りにされている二人を、そしてまだまだほれあっている二人を、僕は人生の目標としています。もう一つ発表すると、おじいちゃんとおばあちゃんは、僕ら孫みんなの誇りです。
二人を目標としている僕の人生がかかっていることを忘れないで、僕らの人生の先輩として、これからも二人仲良く、いつまでも元気はつらつでいてください。
ごちそうが僕らを呼んでいます。乾杯して会を始めたいと思います。おばあちゃん、おじいちゃん、金婚式おめでとう。
「乾杯」
どうもありがとうございました。
電報の利用方法について
携帯電話やスマートフォンが常識となっている現代では、普段の生活で電報を使うことはほとんどありません。
しかし、冠婚葬祭においては、今なお電報を利用することは一般的です。申し込み方法としては、「115番」に電話して予約する方法とインターネットから予約する方法の2種類があります。
最近では、予約する時間を気にせず利用できるインターネットからの予約が主流となってきています。
☆ご利用の仕方について
電話をして贈る場合は、115番にかけます。
受付時間は8時~22時で、受付後2~3時間後に配達されるのが一般的です。
日付があらかじめわかっている結婚式などの場合、配達は1か月前から予約できます。
予約時に必要となるのは、
・届け日
・相手の名前
・送り先の住所
・あなたの名前
・あなたの電話番号
・送る祝電文章
になります。
☆台紙の種類について
最近の電報は、祝電台紙もぬいぐるみやフォトフレームなどさまざまな種類があります。
贈る相手が好みそうなものを贈ってあげると、喜んでもらえるでしょう。
☆価格について
「メッセージの文字数」と「台紙」代を合わせた料金が電報料金となります。そこにオプションで花などを追加するとその分が加算されるしくみになっています。
たとえばメッセージ文字量が38文字で差出人の名前が4文字の場合、合計42文字で1071円となります。
基本的に5文字ごとに料金は高くなり、一般電報よりも慶弔電報の方が割高になっています。
さらに夜間配達などの指定をするとプラス料金がかかってきます。
☆配達時間について
冠婚葬祭で電報を利用する場合は、送り先に届く日時が間に合わなかったり間違えてしまったりするのは論外です。
8時~19時までの受付は当日配達、19時~22時までの受付は翌日の午前8時以降の配達となります。
インターネットからなら24時間受け付けているので便利です。
お祝いの名称や読み方や意味について
結婚50周年のお祝いの名称は「金婚式」になります。
読み方は「きんこんしき」です。
「金婚式」には「金色の輝きを得て豊かさを表す大きな記念日」という意味があります。
おすすめなプレゼントについて
結婚50周年の名称は「金婚式」ですので、「金」にちなんだ品を贈ります。
例をあげますと、金杯、金扇、金のアクセサリーなど、金にちなんだ材質や色のものがオススメです。
もちろん金にこだわる必要はありませんが、小物やアクセサリーを贈る際は「色をペア」にすること。子供たちで旅行券や観劇券を贈るのもよいでしょう。
おすすめ出来ないお祝いギフトについて
冠婚葬祭の贈り物は、現金や品物です。贈り物は、人間関係をスムーズにする、日本の礼儀のひとつでもあります。最近では、そのマナーや慣習もゆるく、薄れつつあります。贈り物のタブーについても、あまり気にする人はいなくなってきています。
とはいえ、せっかくの贈り物でタブーは避けたいもの。知っていけば、相手に不快な思いをさせずに済む、最低限のものをご紹介いたします。
☆ハンカチ・・・ハンカチとは漢字で「手巾(てぎれ)」と書くため、手切れを連想させるので、NGです。また、白いハンカチは別れを連想させるのでタブーとされています。
☆櫛・・・「苦」や「死」を連想させる「くし」は縁起が悪い贈り物です。
☆日本茶・・・弔事に使われることの多い日本茶は、お祝いの贈り物には不適切とされています。しかし、お茶好きな相手へ贈る際には、オシャレなデザインのものを選べば失礼にはあたりません。
☆印鑑・・・印鑑を贈るということは、責任を持てという意味が込められるため、両親や兄弟、上司以外が贈るのは避けた方がいいでしょう。
☆時計・かばん・・・時計やかばんは勤勉を意味するので、目上の人に贈るときには注意が必要です。親しい間柄なら問題ありません。
☆履物・マット類・・・相手を踏みつけるという意味合いから、目上の人に贈る時には注意が必要です。親しい間柄なら問題ありません。
お祝いを贈る時期について
お祝いの品を贈る場合は、パーティなどの一週間前までに贈ってください。現金なら当日でも構いません。
お祝いの金額の相場について
金婚式のお祝いの相場は、1万円~2万円が金額の目安になります。
お祝いの品を贈る場合は、個人が別々に贈るのもよいのですが、子供全員とか教え子有志とか、グループで高価な記念品を贈るのもよろしいでしょう。
のしの書き方について
水引:紅白や金銀の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「金婚式御祝」「祝 金婚式」「御祝」など
表書き/姓名:上書きよりやや小さめのフルネーム
「冠婚葬祭 手紙スピーチ全書」より
「短いスピーチあいさつ実例大事典」より
「短いスピーチ実例集」より